まとめ
結局 HackMD をメインに据えて使っている。Scrapboxのリンク機構はとても魅力的だが、他の部分があまりにも不便すぎる。
Notion と Scrapbox の良くないところは WYSIWYG とマークアップが混在しているところだと思う。シンプルに side-by-side な UI が一番好きなんだけど、次に使いやすいのは Word みたいな「文字を入力しつつ結果をプレビューするところ」と「文字の機能を編集するところ」が分かれている UI な気がする。
Google Keep や Evernote も試してはみたものの、常用した上での感想が生じるほど使う前に鞍替えしてしまった。
使ってみた感想リスト
HackMD
- side-by-side なインターフェースはプログラマ向けっぽくてとても使いやすい。個人的に WISIWYG が苦手なので、これはほぼ必須の機能であるといえる。
- タグ機能しかないので、複数の文書を構造化して管理しにくい。
- マークダウンがかなりがっつりカスタムされてて、YouTube の埋め込みとか画像のサイズ指定とかができる。ちょっと便利。
esa.io
- HackMD 同様に side-by-side な編集ができて嬉しい。ただしエディタがショボい(ただのtextarea要素、シンタックスハイライトもない)。
- 本当にプレーンなマークダウンだけしか使えない。
- しかし、逆に仕様を厳守しているのは長期的にはメリットかもしれない。
- ディレクトリを使ってページを管理できるので、構造化しやすい。
- テンプレート機能が便利。
- JSON API が充実しており、さまざまな自動化に使える。
- ページを作って、ディレクトリを決めて、ってやるので、HackMD や Scrapbox のようにとりあえずサッとページ作る、というよりは執筆のハードルが若干高い。
- 有償
Notion
- HackMD 以上に多機能。素のマークダウンに加え、たくさんの拡張が入れられている。
- エディタがめちゃくちゃ使いづらい。WYSIWYG とマークアップが混在している。
- カレンダーや表に基づいて文書を構造付ける仕組みが便利。ある程度まとまった情報をドンと置く wiki 的な使いかたをしやすい。
- インライン数式が使えない。
Scrapbox
- リンクとタグに基づいて自動で記事が紐付けられる機構は、たくさんのメモ・ノートを置いておき、後から見返すための場として、極めて出来がいいと思う。
- Notion 同様、WYSIWYG とマークアップが混在していて気持ち悪い。しかもマークダウンですらない独自の構文なので、書く作業はわりと苦痛。
- これはまあ自動リンクの仕組みを入れる上で多少仕方ないのかもしれない。
- スマホだと文字長押しのコンテキストメニューが潰されるのでうざい。
- 見出し (heading) を入れにくい。